
ファッションアイテムに欠かせないボーダー。
そのボーダーの代名詞的な存在がバスクシャツです。
で、そのバスクシャツの代名詞的存在となっているのが、ORCIVAL(オーシバル/オーチバル)と、Saint James(セントジェームス)です。
そのほか、ルミノアやグラソンなど、フランス発の人気のバスクシャツについてご紹介します!
目次
バスクシャツとは?
バスク・シャツとは、ボートネックで、ボーダー柄、9分程度のラフに切り落としたような袖を持つ厚手の綿Tシャツの事で、由来は、スペインのバスク地方の漁師が着用していたワークウェアという説が有力。
画家のピカソやゴルチェなども愛用していた事でも有名で、フランス海軍の制服としても採用され、マリンスタイルの代表アイテムの一つである。
白地にネイビーの配色がもっとも一般的。メーカーではORCIVAL(オーシバル)が知られている。
【種別】トップス【エリア】スペイン:ヨーロッパ
引用:modalina.jp
ボートネックとは、言葉的には「横に長く、前後に浅い舟底形の襟あき」のこと。
といわれてもイメージしにくいかもですが、要は首周り横長になっていて、大きく開いていること。
丸首でもVネックでもなくて、ボートネックということです。
上の写真のように、首周りが横に広がっているのがわかると思います。
このボートネックもバスクシャツを形づくる重要な要素なひとつですが、今ではいろいろなカットソーに取り入れられています。
ボートネックは、単純に首周りがすっきりするという機能性はもちろん、レイヤーコーディネートが映えるという側面もあります。
一枚で着てもいいけど、下にTシャツなどを着ただけで、首元からチラっと見えて、いい感じのレイヤーコーデが簡単に楽しめます♪
一方、シャツ+バスクシャツもけっこう王同系で、いい感じに襟周りが出るので僕もけっこう好きなコーデです。
こんな感じですね。
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また、引用した説明文に「ボーダー柄」とあったように、ボーダー柄が主流ですが、無地のアイテムもいっぱい出ていて、どちらもかわいい感じです。
フランスが誇る4大バスクシャツブランド
引用文に「スペインのバスク地方の漁師が着用していたワークウェアという説が有力」とあったように、
スペイン発祥説が有力ですが、バスクシャツを作るブランドは圧倒的にフランスが有名です。
バスクシャツを製造する数多くのカットソーメーカーがありますが、中でも有名なのが下の4つです。
- オーシバル(オーチバル)
- セントジェームス
- ルミノア
- グランソ
それぞれ大きな特徴があるのかというと、細かいところの違いはありますが、基本的にはいい意味でどこのブランドのものを着ても差し支えはないと思います。
少なくとも、質が悪いのでここは絶対にやめといた方がいいとかはないので、自分の好みとかで選んじゃって問題ないでしょう。
それでは、1つずつ見ていきますね。
オーシバル(オーチバル)
1939年4月に誕生した、蜂のエンブレムでおなじみのORCIVAL(オーシバル)。
ブランド名のORCIVAL(オーシバル)は、フランス中央・オーヴェルニュ地方にある小さな村の名前から取られています。
素材・製法に徹底してこだわり、厳選した綿素材を利用。
生産はすべてフランスで行われています。
1947年からフランス海軍向けのコットン生地を供給。
1970年代には、一般顧客向けにも市場を拡大、長年培ってきた高い品質は一般市場でも受け入れられ、現在に至るまで高い人気を誇っています。
僕自身、初めて買ったバスクシャツはセントジェームスで、見るからに堅牢というか、カチっとした作りが好きだったんですけど、それに比べるとオーシバルの生地感は多少やわらかい感じです。
(といって、セントジェームスが着心地が悪いとかもないです)
セントジェームス
1889年、フランス北部ノルマンディー地方にあるセントジェームス市で誕生したセントジェームス。
ブランド創立当時は、漁師や船乗りたちの仕事着であるマリンセーターを生産し、頑丈で機能性の高い同ブランドのDNAはこの頃のモノづくりから受け継がれています。
20世紀に入ってからは、マリンスポーツやカジュアルウェアのメーカーとして、さらに発展。
現在にいたるまで、高い人気を誇っています。
ルミノア
オーシバル、セントジェームスとともに語られる、フランスの3代ボーダーメーカーの1つルミノア。
ブルターニュ地方が発祥で、地域のマリンをイメージとしているブランドです。
天然素材をベースに都会的に洗練されたスタイリングの提案をしており、上の2つのブランドに比べ、気持ちシルエットなどがスタイリッシュなような気がします。
個人的な感想ですが、オーシバル、セントジェームに比べるとどこかハイソというか、おしゃれな雰囲気を感じます。
(学生時代、めっちゃおしゃれだった友達がルミノアをよく着てたけど、そのイメージもなんか印象に残ってます)
グラソン
これまでに紹介した3大バスクシャツブランドに比べると知名度は低いかもですが、Glacon(グラソン)も良質なブランドです。
フランスはシャンパーニュ・アルデンヌ地方に1971年創業したメーカーで、現在にいたるまでフランス国内生産にこだわりつづけ、その生地の品質・縫製の技術ともに高い評価を受けています。
日本での取り扱いは3大ブランドに比べると少ないですが、品質では決して劣っていない感じです。
安いバスクシャツと何が違うのか?
セントジェームス ウェッソン ボーダー 生成り/ネイビー Saint James Ouessant Border
楽天などを見ていると、1000円代や2000円代で販売されているノーブランドのバスクシャツもあったりします。
それらを1つ1つ購入し、実際に確認してみたわけではないけど、品質面ではやはり見劣りがするでしょう。
ファストファッションのブランドのアイテムがある程度使うとへたったり、毛玉ができたりするのと同じで、何年も長く使うという目的には適さないと思います。
逆にいうと、セントジェームスをはじめ、今回取り上げたバスクシャツは堅牢で、長年着られます。
(自分のものでいうと、10年以上着ているモデルもあります)
逆に、経年とともにエイジングを楽しめる感じで、それは見た目の雰囲気(色のくすみとか)もだけど、洗いをかけるたびにだんだん体に馴染んでくる感じになって、愛着もわいてきますよ。
そんなのは望んでいなくて、とにかく安くて、今シーズン何回かコーデに取り入れられたらいいって人は、安いものでもいいと思います。
ただ、愛着をもって好きな服を着たいって人は、フランス発のバスクシャツはめちゃおすすめです♪
ちなみに、楽天で比較的安く、品質も良さそうなのを探してみましたが、下のやつとかは比較的評判もいい感じでした。
10000円ほどするメーカー品まではいかんけど、そこそこ品質にはこだわりたいって人なんかには、いいんじゃないでしょうか。
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まとめ
バスクシャツは着てみると、その手軽さに、多くの人が好きになると思います。
最初は、王道のマリン柄から入る人が多いと思うけど、1回着ると、ほかのボーダー色や無地とかも欲しくなるのは請け合いです。
(僕は今回ご紹介したブランドのバスクシャツは全部持っていますが、セントジェームスとオーシバルはそれぞれ4枚ずつくらい、いろいろな色で所有しています)
まだ持ってないって人は、まずは定番のセントジェームスかオーシバルでいいと思います。
ちょっと人は違うのがいいって感じだと、ルミノア、さらにひねるとグラソンって感じですかね。
すでに3大バスクシャツは何枚か持ってて、その良さはよく知っているよ!って人は、よろしければグラソンも一度試してみてください。
いずれにしても、バスクシャツは頑丈で長く着られ、洗濯もガンガンかけられます。
部屋着としても、おしゃれなファッションアイテムとしても存在感があるし、ほんと重宝しますよ!